~~~~~ 1、住宅解体工事が始まった!? 2020年10月17日、調布市の東京外郭環状道路(外環道)の地下トンネル工事現場で陥没事故が起こったのは記憶に新しい。その現場で、空洞を埋める工事を始めるため、事業者側が約4…
カテゴリー: 公共事業と生活
【公共事業と生活19】外環トンネル事故に関する「仕方ない論」のおかしさ①:経済成長のためという論理
~~~~~ 1、公害問題に関して出される意見 私の専門は環境哲学だから、授業では公害も扱っている。 公害は、基本的に、住民の人たちや働く人たちの異変に企業や行政がいち早く耳を傾け、対処していたら、最悪な事態は防げたは…
【公共事業と生活18】市民有志が調布市へ申し入れ
~~~~~ 一昨日の12月7日、東京外郭環状道路にかんする情報公開をした市民の個人情報を、調布市の担当課が事業者側に漏えいしていた問題で、市民有志が調布市に申し入れをされたそうだ。 『東京新聞』2021年12月7日記事…
【公共事業と生活17】調布市の陥没事故の関係で、信じられないニュースが!
~~~~~ 1、まさかの個人情報漏えい事件! 今朝は、比較的余裕があったので、久しぶりに購読している東京新聞を手に取った。 すると、1面に「前回同様、取り扱い厳重注意で 調布市情報漏えい 職員がメール送信」という記事…
【公共事業と生活16】調布市の陥没事故から1年。
~~~~~ 1、住民の意見が無視され続けて起こった陥没事故 調布市の外環道トンネル工事が行われている地域で陥没事故が起こってから、今日でちょうど1年となる。 今月上旬、【公共事業と生活10】で記した若葉の森実習を実施…
【公共事業と生活15】大村さんからのお手紙(後編)~キクイムシの問題と行政との協働~
~~~~~ ~大村さんからのお手紙(続き)~ もうひとつ、昨年、私にとってショッキングだったのは、 現在地に移り住むきっかけになった、近所の雑木林(国分寺崖線樹林)で、8月に「ナラ枯れ」というブナ科ナラ類樹木の細菌感染症…
【公共事業と生活14】大村哲夫さんのお手紙から考えたこと② 住民参画
~~~~~ 1,遅れている住民参画 大村さんが受けた仕打ちはあり得ないと思いました。堪忍袋の緒が切れるのはごもっともです。 公共事業の計画段階から住民参画の制度が義務化されていないのは、先進国ではいまや日本くらいのも…
【公共事業と生活13】大村さんのお手紙(中編)~説明会でのひどい仕打ち!~
~~~~~ ~大村さんからのお手紙(続き)~ 工事との関連を12月20日の説明会で形だけ認めた事業者はその後、家屋の破損などの被害に対して「補償」交渉を個別に、被害者が横につながることを忌避し、あくまで個別に…
【公共事業と生活12】大村哲夫さんのお手紙から考えたこと① 将来世代に口はなし!?
~~~~~ 1,世代間公平負担!? 「私は東京外環道計画については、地域の環境を守り、次世代に負の遺産を残してはならないとの立場から、10年近く前から異議を唱えてきました。それだけにすごく残念」という文面を拝読して、私は…
【公共事業と生活11】大村哲夫さんのお手紙~前編~
~~~~~ それではさっそく、大村さんから頂いた新年のご挨拶を引用させて頂きます。 ~~~~~ 皆さま 新しい年を迎え、皆さまとご家族の健やかで平穏なくらしを祈ります。 早々に賀状を頂戴し、ありがとうござ…