◆住んでる町の中心街から姿を消していくおもちゃ屋さん 年度末の今日を限りに、世界中に展開している某大手玩具チェーンが、私の住んでいる町から撤退した。明日以降、たいがいの玩具なら手に入ったおもちゃ専門店が、町の中心街から…
月: 2020年3月
映画『天気の子』鑑賞記7 異常気象の描写に込められた監督のメッセージは、どっち?④ 意味深な、おばあさんの言葉
◆ご主人の初盆を迎えたおばあさん 新海監督は、異常気象は人間の活動が原因じゃない、と言いたかったのではないかという、あまりにも大胆な仮説を展開してきてしまった。反省。けれど、天井絵のシーンから考えうるこのような監督のメッ…
映画『天気の子』鑑賞記6 異常気象の描写に込められた監督のメッセージは、どっち? ③ 「ホメオスタシス」という言葉に込められた監督の真意は?
◆ヒントになった「ホメオスタシス」 監督からのメッセージについて、〈天井絵と陽菜ちゃんの受難とをつなげてみると、B説もありえるんじゃないかな?〉とビビッときたきっかけは、農工大パンフレットの人新世ということば以外にも、ま…
映画『天気の子』鑑賞記5 異常気象の描写に込められた監督のメッセージは、どっち? ② 神社の天井絵には、監督のメッセージが隠されている!?
◆象徴的な天井絵のシーン はたして、監督のメッセージは、仮説A、仮説B、どちらなのだろう? この点について考えるうえで象徴的なのが、帆高くんが取材先の神社で見た、積乱雲とそのなかであばれる龍、そして人柱が描かれている天…
映画『天気の子』鑑賞記4 異常気象の描写に込められた監督のメッセージは、どっち? ① 考えうるふたつの仮説
◆先送りしてきた疑問 昨日の記事(2020年3月26日)の冒頭で記した疑問をもっと具体的にいうと、こうなる。 〈人新世の開始時期にかんする説が、ここまで多様でこうも見解が違うと、映画に込められた気候変動についてのメッセー…
映画『天気の子』鑑賞記3 自分なりに人新世の開始時期を考えてみた
◆人新世の始まりを探る理由 人新世のはじまりは、こんなにも多様なのか。そうだとすると、人新世の始まりはいつだったといえばいいのか、自分なりに考えてみないと気が済まなくなる。完全なる職業病だ。 それはさておき、人新世の始ま…
映画『天気の子』鑑賞記2 農工大パンフレットに載ってる 「人新世(アントロポセン)」って何?
◆頭から離れなくなった疑問 人新世(アントロポセン)という言葉。きのうも書いたとおり、これは、帆高くんの机の上で開かれていた東京農工大学パンフレットの文面冒頭にあった言葉である。 でも、新海監督はなぜ、人新世という言葉に…
【親育ち2】「太鼓で指イタ事件」発生!
◇狭くて太鼓が取り出せない! ゆうべ、ある小さな事件が起こった。 三男のCくんは、おもちゃの棚から、2歳のちっちゃい手でも皮の両側面が掴めるくらいの小さな太鼓を、なんとか自分で取り出そうとしていた(この太鼓を買ったお店…
【親育ち1】火傷とイス
※仕事の合間に時間を見つけてブログを綴るのは、私のような筆不精にとってはけっこうしんどい作業です。そこで、忙しいときには、時折、過去に書いた日記をアップしていきます。始めて2日目でそういう事態になり恐縮ですが、今日アップ…
映画『天気の子』鑑賞記1
帆高くんの進学先は・・・?
2019年7月某日。とある授業の開始前、「先生、『天気の子』の新海監督と、なにか関係があるんですか?」とMくんから質問を受けた。 天気の子? 新海監督? 恥ずかしながら流行に疎い私は、Mくんが何を言っているのかさっぱり…