◆海水温の上昇と豪雨災害 7月14日の【災害から考える1】の記事で、『現代思想』の若林さんの論文から気候変動に関する知識を得たと書いた。さらに知りたくなったので、気象庁の報告書などをあさってみた。 近年頻発している豪雨…
月: 2020年7月
【ニュースから考えたこと1 】 広島地裁、「黒い雨」救済判決
◆黒い雨 1945年8月6日、午前8時15分。アメリカ軍の投下した原子爆弾(リトルボーイ)が広島市上空で炸裂した。一瞬で多くの人のいのちを奪った。当時、被爆者の診療にあたった肥田舜太郎医師の講演会で伺ったお話によると、広…
【災害から考える1】「令和2年7月豪雨」と「平成5年8月豪雨」
令和2年7月豪雨により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、お亡くなりになられた皆様のご冥福をお祈り申し上げます。 ◆21世紀になって増えた豪雨災害 熊本県を襲った「令和2年7月豪雨」。被災地の状況をテレビ…
【新型コロナウイルス問題11】 やっと報道された、全自動PCR検査機器
◆やっと大手メディアで報道された!? 最近、小川彩花さんの『NEWS23』が面白い。新型コロナウイルス問題が深刻になったころから、世論を引っ張ってきた『羽鳥慎一モーニングショー』をずっとみてきた。けれど、国会議員による…
【コロナ問題と公害との共通性10】 専門家組織が廃止される③ 廃止されたのは、国の意向に背いたから?
◆「水俣食中毒特別部会」はなぜ解散させられた? 千場茂勝さんの歴史的な証言を読むと、「水俣食中毒特別部会」が解散させられたのは、どうやら、国の意向に反する答申を出したから、というのが理由らしい。 当時の政府はとにかく、高…
【コロナ問題と公害との共通性9】 専門家組織が廃止される② 「水俣食中毒特別部会」が廃止されたいきさつ
「水俣食中毒特別部会」が解散させられたいきさつについては、今回の専門家会議の廃止と共通する点が浮き彫りになって、興味深い。そこで、きのうのブログで予告していた通り、そのいきさつについて書かれている、水俣病熊本訴訟弁護団の…
【コロナ問題と公害との共通性8】 専門家組織が廃止される① 水俣病のときにもあった、政治による組織の解体
◆専門家会議の廃止 6月25日木曜日の朝。テレビ朝日の番組『グッドモーニング』を見ていて、びっくりするニュースに遭遇してしまった。新型コロナウイルスを抑え込む対策に、科学的な見地からいろいろ助言を与えてきてくれた専門家会…