◆最悪の事態になってからでは遅い!? 緊急事態条項の発動により実現された独裁の下、緊急事態なのだからと国会が停止され、政府により人権どころかいのちも奪われかねない法律がどんどんと制定され、運用されていくという、恐るべき事…
【法の問題5】「緊急事態条項」について考える⑤ 非常事態下のナチスドイツで起こった虐殺(2) そんな法律さえなければ・・・
◆フォン・ガーレン大司教の説教 そしてやっぱり、T4作戦はおかしいと思う人たちはたくさんいた。番組によると、家族が殺害されたという信者の声を聴き、公然とナチスを非難した聖職者がいた。カトリックのフォン・ガーレン大司教だ。…
【法の問題4】「緊急事態条項」について考える④ 非常事態下のナチスドイツで起こった虐殺(1) 障害者は生きるに値しない!?
◆知らなかった、障害者の虐殺 2016年1月30日。「ETV特集 それはホロコーストのリハーサルだった」というEテレのドキュメンタリー番組が流れるテレビ画面に、目が釘付けになった。ナチス独裁下のドイツで、ユダヤ人の大虐殺…
【法の問題3】「緊急事態条項」について考える③ 緊急事態条項の適用が生んだヒトラーの「全権委任法」
◆ヒトラーの野望を実現する「全権委任法」 ヒトラーが次に目指したのは、大統領緊急令といったような生ぬるい処置ではない、市民からの完全なる人権のはく奪、つまり、ワイマール憲法の実質的な停止だった。なぜなら、優秀なドイツ民族…
【法の問題2】「緊急事態条項」について考える② 独裁実現の手段となりうる非常時大権
◆パルパティーンの野望から導かれる教訓 パルパティーンには、自らの独裁を実現し、銀河系をシスの支配下におくという野望があった。それを実現するため、最高議長である自分に非常時大権が与えられるよう、巧妙に動乱を仕組んだ。こう…
【法の問題1】「緊急事態条項」について考える① 映画『スターウォーズ』で描かれている非常時大権
◆共同通信の世論調査 数日前のこと。あるネットニュースが目に留まった。 「共同通信社は28日、憲法記念日の5月3日を前に郵送方式で実施した憲法に関する世論調査の結果をまとめた。大規模災害時に内閣の権限を強め、個人の権利…
【新型コロナウイルス問題9】アベノマスク騒動記② 公害と構図が似ている!?
◆布マスクの思い出 小中学生のころ。我が家では、祖母が買ってきてくれる布マスクを使っていた。というより、そのころの時分は不織布マスクの存在すら知らなかった。我が家の布マスクは、洗うとどんどんほつれてきて、干して日光に照…
【新型コロナウイルス問題8】アベノマスク騒動記① えっ!? 日本製品のためじゃなかったの?
◆布マスク配布報道 このニュースを最初に聞いたのは、もう1か月くらい前になる。全世帯に200円程度の布マスクを2枚ずつ配布、予算は200億円・・・。そう報道しているテレビ画面を見て、「うちは6人だから全然足りないじゃん!…
【親育ち4】2歳児の忖度?
《お詫び》住んでる自治体の方針で先週から保育園も休業となりました。クラスター感染を防ぐための英断です。しかしながら、私自身は過労気味になっています。昼間は上の子たちに手伝ってもらいつつ2歳児の世話をしながら、合間を縫って…
映画『天気の子』鑑賞記13 陽菜ちゃんの秘密をみんな知っていたら?④ 誰かを守り抜こうとするときに試される勇気
◆忘れられない虐殺事件 18日のブログで、私は、帆高くんの行動はすごいと思うと書いた。なぜなら、誰かを救うために義務論の立場を貫き通そうとすると、ものすごく高い壁が立ちはだかってくるからである。 2014年のこと。中国が…