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1、興奮!
今日は、文明フォーラム@北多摩の研究会があった。南米やヨーロッパにおける社会連帯経済の取り組みを取材し発信されているジャーナリスト・工藤律子さんのお話で、とても面白かった(※)。
休憩になってから、ヤフーメールを確認しようと思い、Yahoo Japanのトップページを開いた。そうしたら、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手が、13者連続奪三振のプロ野球新記録をうちたてたというニュースが目に飛び込んできた。
実は私、生粋のロッテファンなので、居ても立っても居られず、さっそくヤフースポーツの千葉ロッテマリーンズvsオリックスバッファローズのページを見てみた。
そして気付いた。なんと、完全試合ペースじゃないか!
そのあとは勝手に体が動き、居間にいる家族のもとに駆け付け「佐々木朗希くんが完全試合ペースだよ!」と伝えてから、研究会の再開を待つため、パソコンの前に戻った。
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2、達成!
研究会が終わってから、すぐ、ヤフースポーツの試合の中継ページを開いた。
そうしたら、なんと、佐々木朗希投手、完全試合を達成していた!
https://www.nikkansports.com/baseball/news/202204100000679.html
巨人の槇原さん以来、28年ぶりの快挙!
10連続奪三振の日本新記録、13奪三振の記録達成、松川捕手の走者一掃ツーベースヒット、佐々木投手の完全試合達成の瞬間、佐々木投手のヒーローインタビュー、試合のハイライトと続けてみて、感涙が止まらなかった。
それにしても、完全試合を達成した相棒が、高卒ルーキーの松川虎生捕手だというのもすごい。
佐々木投手は、ヒーローインタビューで「松川を信じて投げました」と言っていたので、その信頼関係もすごいし、何よりも、バッターの表情から裏をかく技術が、正直すごすぎると思った。
解説の方が、松川捕手もヒーローインタビューに呼んでほしかったと悔しがっていたけど、ホントに、松川捕手の力と、おそらくちょっと緊張しながらもエラーをしなかった野手のみなさんを含め、チーム全員で達成した完全試合だったんだと思う。
千葉マリンスタジアムで、歴史的瞬間に立ち会ったみなさんが、ほんとうに羨ましい・・・。
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3、ファン
鹿児島出身の私が、なぜロッテファンなのかというと、小学校のとき、父が行きつけだった居酒屋に、たまたまロッテ球団職員の方が呑みに来られていて、父と職員さんが意気投合し、ボールを頂いたり、選手のサインを頂いたりしたのがきっかけだった。もう35年前、チームはまだ千葉ロッテマリーンズの前身であるロッテオリオンズの頃で、小学校3年生のとき以来のファンである。
鹿児島の居酒屋になぜロッテ球団の職員さんがいらしたかというと、ロッテオリオンズは、長いこと春季キャンプを鹿児島市内で実施していたからである。
YouTubeにあがっている【ロッテ監督列伝】第三話では、当時選手でいらした西村徳文さんと初芝清さんとの、鹿児島での思い出が語られていて興味深い。
キャンプの実施されていた鹿児島県営鴨池球場には、ときおり足を運んでいて、「〇〇さんがんばってください!」などと声をかけ、「おう」とか「はーい」とかお返事いただけるのが嬉しかった。
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4、喜び!
そんな、骨の髄からのロッテファンであるため、千葉ロッテマリーンズの試合で、プロ野球界では28年ぶりに、佐々木投手が完全試合を達成されて、本当に嬉しかった。
でも、私なんかよりずっと喜んでいる方がいる。それは、天国にいらっしゃる、佐々木朗希投手のお父様である。
皆さんもご存知だと思うけれど、佐々木投手は、東日本大震災のとき発生した津波で、お父さんを亡くされている。
今年の3・11特番としてNHK総合で放送されたサンドウィッチマンの『お風呂いただきます』には、佐々木投手も出演していた。佐々木選手は、小学生のとき、お兄さんの影響で野球を始めたこと、お父さんがキャッチボールの相手をしてくれたこと、お父さんはけっして怒ることなく、佐々木投手を褒めてくれたこと、など、お父さんとの思い出を話してくれた。
https://www.nikkansports.com/baseball/photonews/photonews_nsInc_202202280001035-1.html
たぶん、今日の完全試合は、天国にらっしゃる佐々木朗希投手のお父さんが、誰よりもいちばん喜んでいらっしゃるのではないだろうか。
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(※)工藤律子さんの本は、これからの持続可能な社会を考えるうえで、本当におススメです。
・工藤律子(2016)『ルポ 雇用なしで生きる――スペイン発「もうひとつの生き方」への挑戦』岩波書店
・工藤律子(2020)『ルポ つながりの経済を創る――スペイン発「もうひとつの世界」への道』岩波書店
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追記:ウクライナにたいするロシアの侵攻には、ほんとうに心が痛みます。ウクライナへのロシアの侵攻から考えることを書いていきたいと申し上げておきながら、なかなか記事を書くことができず、申し訳ございません。いろいろ考えることはあるのですが、まずは目の前の原稿を終えてから、きちんと、ウクライナの歴史を学んだうえで、記事を書きたいと思っています。あと1か月ほどお時間を頂戴できましたら幸いです。