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ちょうど30年前の1995年1月17日。阪神淡路大震災が発生しました。お亡くなりになられたみなさまに、心より哀悼の意を表します。
当時、私は高校1年生でした。学級担任のO先生が、朝のホームルームで「大変なことが起こったけど、我々は普通に生活することが大事だ」と仰ったのを、今でも鮮明に覚えています。
でも私は、内心、気が気ではありませんでした。
〈どうか、たくさんの人が救助されますように。〉
〈何とか火災が収まりますように。〉
心のなかで、そう祈らずにはいられませんでした。
帰宅後、すぐテレビをつけました。そして、釘付けになっていました。
夜の闇の中で、広範囲に炎があがっている神戸市長田区の火災の映像では、涙が止まりませんでした。
〈自分にできることは、何かないのか?〉
〈そうだ、現地に行ったら、何か役に立つことがあるかもしれない。〉
〈でも、お金がない。〉
〈ヒッチハイクで行ってはどうだろう? ・・・でも、そんな勇気はない・・・。〉
〈行ったところで、何も技能はないし、やっぱり邪魔かも・・・。〉
そんな思いが逡巡するなかで、自分ができたのは、募金だけでした。
あれから30年。神戸市をはじめとして復興を遂げた被災地では、被災地域のみなさまの甚大なるご努力と、間接的な支援にあたられた公的機関、民間のみなさまのご尽力があったのだと思います。心より敬意を表します。
阪神淡路大震災を忘れないために、風化させないために、30年前の自分が思ったことを、子どもたちにも伝えていきたいと思います。