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今日は一日、修士2年生の修論中間発表会だった。だから、今夜も頭が回らない。
とても農の危機について新たに展開できそうにないので、調布市の道路陥没事故の、その後の経過について、知っている範囲で記しておきたい。
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◆11月4日。ネクスコ東日本が、調査の結果、あらたに30メートルの空洞を発見と発表。
(『毎日新聞』関連記事)https://mainichi.jp/articles/20201104/k00/00m/040/099000c
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◆11月6日・7日、ネクスコ東日本による地域住民への説明会が開催される。
ネクスコ東日本は、トンネルと振動との関連は認めたものの、陥没の原因はまだわからないと説明。
東京新聞の11月8日記事によると、工事の前にきちんと調査したのか、といった住民の質問にたいし、「ご意見をうけたまわりました」「まずは原因調査を優先したい」と繰り返して真摯にこたえようとせず、会場から非難の声があがったとのこと。
(『東京新聞』記事)https://www.tokyo-np.co.jp/article/67040
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◆11月12日「家の真下にトンネルいらない会」がオンライン署名を開始。
(以下、呼びかけ文から引用)
「10/18調布市で起きた陥没事故。穴は5m×6m×深さ5m、道路だけでなく住宅の下までポッカリと崩落していました。家の真下地下47mには高速道路会社(ネクスコ東日本)による直径16mのシールドトンネル工事があったのです。近所の住民にも避難が呼びかけられて、家が陥没する恐怖に震えながら逃げる準備をし、泣き出した女性もいます。」
「外環道路は調布市だけでなく、世田谷区、狛江市、杉並区、三鷹市、武蔵野市、練馬区を貫通し、さらに拡幅部、ランプトンネルを何本も掘る難工事が待ち受けています。2次・3次被害も起こり得ます。トンネルが家の真下にあると思ったら夜もゆっくり眠れません。」
「リニア新幹線にも大深度地下法は適用され、品川区、大田区、世田谷区、川崎市、相模原市、町田市、名古屋市、春日井市の住宅地下に大深度地下トンネル計画があります。」
「そしてこの法律があるかぎり、誰の家の下でも国・都道府県が認めれば住民合意が無くてもトンネル掘削OKになってしまうのです。」
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あらたに30メートルの空洞が見つかったという記事を見たときは、言葉を失った。
事故のあった地域で暮らしているみなさまの恐怖を思うと、いたたまれなくなる。
それなのに、原因究明の動きは鈍い。国も、地域のみなさんの心配を受け止めているとは思えない。被害が拡大しないように、一刻も早い原因究明と処置が求められる。
署名を取り上げていただきありがとうございます。
その後22日に2つ目の空洞が発覚しました。本来もっとも安心安全で唯一の財産でもある家の、真下が空洞、原因を発生させたかもしれない巨大トンネルだなんて、憤りと恐怖のどん底に突き落とされ、住民は必死でもがいています。
事業側は「掘進データ」を未だに開示しておらず、見つかった空洞の底辺も地層もわからないまま、充てん作業をしてしまいました。
第三者機関でもない同じ屋根の下の有識者委員会、これでは原因究明はおろか都合の悪いことは隠されてしまいそうです。
この外環道工事、絶対に止めなくては、住宅地を支える大地がズタボロにされて住めなくなってしまいます。
国分寺外線の水と緑様
拙ブログへのコメントをいただき、ありがとうございます。
2つめの空洞とは・・・!
なんとか、これ以上被害が拡がらないでほしいです。
卿のブログをこれから紡ぎますので、調べてUPさせて戴きます。
情報をお寄せいただき、ありがとうございます。
ものぐさ講師