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授業とゼミがあった今日も、なんだかとてもヘトヘトで、頭が回っておりません。
そこで、種苗法の「改正」、学術会議問題、コロナ感染の拡大、陥没事故後の対応など、たいへんな問題が同時多発的に起こっているひどい社会状況ですけれども、今日は、書き溜めておいたインコの話の続編を掲載させて頂きます。
お許しください・・・。
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1、抑えきれない気持ち
ナナちゃんの喪に服することになった、2020年の三元日。
Cちゃんと仲直りした後は、家族みんなでナナちゃんの喪失を悲しむ日々となった。
「テレビに夢中になっちゃうから、インコは買わないほうがいいのではないか」
「インコちゃんを2羽連続で1か月余りのうちに失った私たち家族には、もう動物を飼う資格はないのではないか」
といった意見が、K子さんやこどもたちから出たりしていた。
けれど、そういうふうに家族の一員だったインコの話をするたび、まだ記憶に新しいモモちゃんやナナちゃんとの思い出がよみがえってきてしまう。そして〈やっぱりまた小鳥さんと過ごしたい!〉という気持ちを、家族みんなが抑えきれなくなっていた。
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2、ペットショップへ
そして、三元日が明けた1月4日。
喪が明けたから・・・というK子さんの一言がきっかけで、気が付いたら家族総出でペットショップに来ていた。
赤ちゃんインコが3羽、同じかごのなかでギャーギャーと騒ぎまわっている。
モモちゃんと同じ色の青いインコが2羽、黄緑色のインコが1羽。
K子さんが店員さんにお願いし、青い2羽のインコを、かわるがわるてのひらに載せてもらっていた。
最初にK子さんの掌にのったインコは、お腹が空きすぎているのか、K子さんの指を噛みまくっている。一方、2羽目のインコは、エサをもらう時間はみんな同じだからお腹が空いているはずなのに、K子さんの指を噛もうとしない。落ち着いている。
かごの中でも、黄緑色のインコとK子さんの指を噛みまくった青いインコはお互いにけん制しあっている感じだったけど、おとなしめの青いインコは、騒いではいるけどあまり攻撃的ではないような気がした。
即決だった。この落ち着いているインコちゃんを、家族として迎え入れよう!
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3、家族会議
お店で手続きを済ませたあと、新しい家族と家に戻る。
さっそく名前を決める家族会議が始まった。
「モモちゃんと同じ色だから、モモちゃんⅡ世にしよう!」
と私が提案するも、
「モモちゃんを思い出しちゃうから、違う名前がいいんじゃない?」
とこどもたち。
「だったらブルーちゃんがいいんじゃない?」
などと激論(?)が交わされたあと、私が提案した「モモちゃんⅡ世」で落ち着いた。
こんどこそ、天寿を全うするまでみんなで過ごそうね。
モモちゃんⅡ世を中心に、家族みんなでそう誓いあった。