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それではさっそく、大村さんから頂いた新年のご挨拶を引用させて頂きます。
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皆さま
新しい年を迎え、皆さまとご家族の健やかで平穏なくらしを祈ります。
早々に賀状を頂戴し、ありがとうございます。
やはり葉書という慣れ親しんだ媒体にそれぞれの思いを込めた賀状をいただくと嬉しいし、懐かしいし、色んな思いが広がっていきます。
それを承知で今年は、メールでのご挨拶とさせていただきます。
おかげさまで、私たち夫婦は、コロナ禍でも、なんとか大過なく過ごしています。しかし、昨年10月18日には拙宅のすぐ近くの東京外環道トンネル工事現場の直上で「陥没事故」が発生、その後も大きな地下空洞が近くで発見されました。その件では11月下旬にネット署名をお願いするメールでお騒がせしました。
私は東京外環道計画については、地域の環境を守り、次世代に負の遺産を残してはならないとの立場から、10年近く前から異議を唱えてきました。それだけにすごく残念だし、我が家は当面無事ですが、他人事とは思えません。私と同様に10数年前、「緑が多い」ことを理由に、この地に家と土地を求めた方が、被害にあっています。まだローンを抱えているのに家の下に穴を開けられ、暮らしの安全を脅かされ、老後を託した「終の住処」の資産価値は大きく低下。その苦衷と絶望はいかほどか。
世界的にも最大レベル(直径16m)の大深度トンネル(40m以深)を世界最高の技術で掘進とうたい、地表部には影響は及ばないとしてきたのに、このザマです。すでに事故発生の数カ月前から振動や騒音の苦情(※)が多数寄せられ、朝、シールドマシンを起動しようとしても動かない、といった異常事態が続いたのに、掘進を無理やり続けたことが、不十分ながら開示された資料から見えてきています。「たち止まることができない」体質のようなもの。それは、この工事だけではないでしょう。
(※注)事業者が公表している資料では、これらの住民の声は「問い合わせ」と表現されています。彼らは「苦情」とは書かない。
~明日へ続く~
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大村さんの、「私は東京外環道計画については、地域の環境を守り、次世代に負の遺産を残してはならないとの立場から、10年近く前から異議を唱えてきました。それだけにすごく残念」という言葉には、心が震えました。
その理由については、長くなりそうなので、あすのブログで記したいと思います。