~~~~~
1,Tくん、冒険する。
三度目の緊急事態宣言。それよりも前の昨年の春。1回目の緊急事態宣言が出され、家族で旅行ができなくなってから、はや1年以上の月日が流れました。
我が家の三男、Tくんは、このあいだに3歳半になりました。可動域がひろがり、ヒヤヒヤしていたら、とうとう事件が起きてしまいました!
今日のお昼は近くの公園に遊びに行きました。1時間半くらい、鬼ごっこやサッカー(玉転がし)をしてへとへとになっていたころ(私だけです)、突然雨が降ってきたので、これ幸いと、こどもたちとともに自宅に戻りました。ところが、公園で雨宿りしていた友達が、40分くらいして雨がやんでから、「雨やんだよ~また遊ぼうよ~」と、上の兄たちを迎えに来たのです。
そして、そのときは長男だけが、かれらと一緒に公園に戻りました。
ところが、ところが! そのあと、1分くらいして、Tくんの声が、急に聞こえなくなってしまったのです!!!
慌てていたら、長男Nくんから電話があり、「Tくんが一人で来たよ!」とのこと。
ヒヤッとしました。公園までは、直線で100メートルくらいしかありませんが、その間には、幅は4メートルくらいなのに、人通り・自転車通り・車どおりがとても多い道があるからです。
とにかく、Tくんが無事で安心しました。
◇◆◇◆◇
2、泥だらけのレゴブロック。
ときはもどって、4月29日、昭和の日。
昨年の緊急事態宣言がでてから、Tくんは、ベランダで遊ぶことが多くなりました。
なかなか山の中に行って土をいじるという行為ができないので、プランターに入っている土をいじりながら遊ぶのが、どうやらクセになってしまったようなのです。
3歳になった頃からは、工事現場にある車両に興味が出てきたみたいで、玩具の売っているお店に行くたび、おもちゃのショベルカーやブルドーザーを買わされるようになりました。
そうした車両を駆使し、プランターのうえで工事現場が繰り広げられるようになったのです。
今年の昭和の日は、Tくん、レゴブロックの大きいのをもちだし、土の上に何かを組み立てて遊んでいました。
ところが、Tくん、じつはきれい好きでもあるので、さんざん遊び終えて満足したあと、K子さんを呼び、お腹のTシャツをビヨーンと伸ばしてそこに入れてきた泥だらけのレゴブロックを渡そうとしたのです。
◇◆◇◆◇
3,3歳の知恵、46歳に勝る。
あわてたK子さんは、台所に走り、お盆をもってベランダに再度走りました。
そしたらTくん、泥だらけのレゴブロックを、ひとつずつ、お盆の上に並べていきます。
早く洗ってしまいたいK子さんは、「一気にジャーっとお盆にのせたら?」とT君に提案。
ところが、Tくん、首を横に振って、一心不乱にレゴブロックをお盆の上に並べ続けます。
私たち夫婦は、こどもがこだわることには反対しない方針なので、K子さんは、そのまま見守ることにしました。
そうしたら・・・!? Tくん、ビヨーンとひろげたTシャツのうえのレゴブロックを全部お盆の上に乗せ終えたとたん、なんと、プランターのところまでいき、Tシャツの中にたまった土を「ジャーッ」と落としたのです!
これには、K子さんも脱帽。読書をしていた私のところまで来て、「やられたーっ! Tくんのほうが私よりも賢かった!」と悔しがっていました。
こどもって、すごいですね。我慢できずに「早くしなさい!」と言いたくなるところですが、我慢して見守っていたほうが、こどもの可能性が伸びるかもしれないですね。
こどもの日じゃないけれど、こどものお話でした~。