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◇お湯を入れすぎちゃいけない!
今年もゴールデンウイークはどこにもいけないので、休みの日はこどもたちと近くの公園へ。
今日も思いっきり鬼ごっこ、キャッチボール、砂場と遊びたおした三男のTくん。
17時半のチャイムが鳴り、帰宅したあと、一緒にお風呂に入りました。
Tくん、いつもなら体を洗ったあとお湯につかるのが大好きなのですが、今日は、湯船のへりに足湯の状態で座って、浸かろうとしません。
しかも、湯量を増やそうと私がお湯をジャンジャン入れようとしたら、「だめ、ちょっとずつ!」と注意してきます。
しかたなくチョロチョロ入れていたのですが、膝を気にするT君を見ていて、合点がいきました。
「そっか、昨日擦りむいたお膝が痛いんだね! だからお湯がたくさんになったらダメなんだね!」
そういうと、Tくん、こっくり頷き「うん、そうだよ」。
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◇自分のためになるかと思った(笑)
今度は、9歳の長女、Cちゃんのお話。
昨日の夜、イサキのオリーブオイルニンニクトマト焼き(要するにイタリアン風焼き魚です)を食べていて、骨をノドにひっかけてしまいました。
今朝になっても痛いというので、耳鼻咽喉科へ。
病院では、先生に問いかけられても、いっさい何もしゃべろうとしないCちゃん。
病院へ付き添ったK子さんは、代わりに経緯を説明します。
帰りの車の中で、Cちゃん曰く、
「骨は別にして食べてたんだけど、自分の骨になるのかなと思って、1本だけ食べてみたの。」
骨ひっかけ事件の裏に、Cちゃんなりの、そんな論理が隠されていたとは!
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◇こどもたちなりの論理
Tくんがカランから出す湯量をずっと「少しだけ!」と言っていたのは、お湯がたくさんたまりすぎると、すりむいている自分の膝が痛くなるとわかっているからだったのでした。そこには、擦り傷で痛い膝をまもろうとする立派な論理が隠されていました。
Cちゃんの骨つまり事件も、「魚の骨を食べてみたら自分の骨になるのでは?」という、立派な仮説からくる行為の結果でした。
一見するとおかしく思えるこどもの行為でも、その裏には、立派な論理が隠されているんだな~と、感心させられました。こどもたちの論理的思考能力、恐るべし!
と同時に、こどもの行為を頭ごなしに叱ってはいけない、という自分なりの戒めの補強にもなる出来事でした。
Tくん、Cちゃん、大事なことを再確認させてくれて、ありがとう!
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【参考文献】※何度も載せていますが、今日のお話に関係する私のバイブルなので、もういちど。
・霜田静志(1995)『叱らぬ教育の実践』黎明書房